ひとりひとり見えているものは違う

仕事のこと

さて、皆さん、毎日見ている信号機。赤は右か左かどちらでしょう??授業中に質問されたんですが、自信をもって答えられませんでした。歩行者信号ならわかりますか??赤は上か下か??「えーっ、どっちだったかな」っていう人がかなり多いのではないかと思います。

私たちは、視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚といった感覚器官によってさまざまな膨大な情報を取得しています、私たちはその情報のすべて処理できませんよね。脳は一瞬のうちに必要な情報だけを取り入れて赤なら止まるという行動まで起こしているんです。信号の色だけが重要な情報であって、位置は重要ではないですから、無視しているんです。

こんな脳の働きを選択的注意(Selective attention)というそうで、何かに集中していると他の明らかな事象に気づかないという実験が行われています。有名な実験がありますので、一度やってみますか??。動画を見て、白のシャツを着たチームが何回パスをするか数えるというそれだけです。

さすがにこれは見逃さないですよね。では、もう一つ、

これは私も気づきませんでした(黒のTシャツの人が一人いなくなったこと、背景の色が変化したこと)。

様々な場面でこんなことは起こります。私は長くプリンターのビジネスをやってきましたので、テレビでほんの一瞬でも自社のプリンターが映り込んだりするとすぐに反応してしまうのです。うちの奥さんは長く趣味でキルトを習っているからか、キルトが飾ってある部屋の映像にはすごく敏感に反応するんです。同じ映像を見ていても、見ているものは違うんですね。

一つのことを真剣に深く考えていると何かひらめく時があるっていうことも、こんな脳の働きに関係している部分もあるのかもしれません。

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